ニュースサイトを開けばやれ、女子会だ、女子力アップだ、なんだかんだ・・・
今こそはっきり言おう!この女子会ブームは作られたものであることを!
そんな女子会ブームに一石を投じる、「独身女子のための」漫画・書籍を紹介したいと思います。
※すでに「私は幸せ!」と感じている女性は読まないでください(笑)
だめんず・うぉ〜か〜:倉田真由美
ダメな男(だめんず)ばかりを渡り歩いて行く(好きになってしまう)様な、男を見る目のない女≒男の趣味が悪い女(だめんず・うぉ〜か〜)のダメ男体験談を紹介するノンフィクション。
私のまわりの女友達にも確かに存在する、美人・高収入・性格もいい!と三拍子そろっているのに、なんでその男を選ぶかな・・・という残念な女性。
ケーススタディとしては極めて良書。
はたして男がダメなのか、女がダメなのかは本人たちの責任でオネガイシマス…
アラサーちゃん:峰 なゆか
女子にも男子にもモテモテの主人公アラサーちゃんの悩みは、モテたくない男からモテたり、モテたい男からモテなかったり。。。
女子の生態、男子への本音を鋭く、赤裸々に描いた作品。
登場キャラクターは、名前がなく、巨乳ボディコンのアラサーちゃん、女子力最高値のゆるふわちゃん、ザ・眼鏡男子の文系くん、イケメンチャラ男のオラオラ君など、類型化された男女。
“女子”という生き物を描き切ったその洞察力と観察眼に、完全に脱帽です。
独身OLのすべて:まずりん
ノブ子、タマ子、マユ子の独身OL3人組がおりなす物語。いつも3人一緒にいるようだけれども、実は友情はないような。。。。
あたまゆるゆるインターネット「オモコロ」に掲載され反響を呼び講談社のモーニング公式サイト「モアイ」でWEB連載化された。
特出すべき点は、SNSによって支持され、人気が広がっている点だろう。
いわゆる「リア充」や「サブカル系」女子の行動を揶揄し、時に激しく罵倒し、糾弾するのがこの漫画の真骨頂だ。
90年代のJ-POPの歌詞引用や、今の30代が少年少女だったころの大人気漫画・アニメのパロディネタが多く、『ジョジョ(第三部)』ネタ成分はやや強めで、個人的には最高に面白いシーンの一つ。
東京タラレバ娘:東村アキコ
あの時彼がもう少しセンスが良かったらプロポーズを受けていたのに、バンドマンの彼がもう少し芽が出る可能性があったら。
こうしていたら……、ああすれば……、高い理想を掲げて根拠もなく仮定の話を積み上げる内に、「タラレバばかり言ってたら こんな歳になってしまった」。
今もそんなにイケていないはずじゃないのに気づいたら33歳になっていた主人公 倫子を中心としたアラサー女子3人の物語。
東村アキコは美人マンガ家として有名で、本作は実体験がかなり含まれていると考えられる。
2013年に、2020年のオリンピック開催地が東京に決定した後、作者のアラサー・アラフォーの独身の友人たちが次々と「一人で東京オリンピックを見るなんて嫌だ!」と言い出したことを元ネタにしているらしい。
若者の晩婚化、孤独化、貧困は重大な現代の社会問題で、そして、これら現代若者が持つ悩みの全てを抱え込む象徴的存在の一つは都市部30代未婚女性である。
本作は、じつは現代社会を色濃く反映させている漫画なのだ!
私たちがプロポーズされないのには、101の理由があってだな:ジェーン・スー
未婚のプロの定義とは?を101の理由とともに詳しく説明してくれている、新しい結婚指南書なのだ。その理由とは例えば・・・
一つでも思い当たる女性陣は要注意ですよ!
・彼が連れて行ってくれるレストランやショップで必ず空調や店員の態度にケチをつける。
・仕事でヘトヘトな彼を休日のIKEAに連れて行ったことがある。
・「男に守ってもらいたい」というのは生存していく上での必須条件ではなく、ぜいたく品のカテゴリーに入ると思っている。
「婚活」という言葉が誕生して、しばらく経つが、婚活している人って、野球のピッチャーで例えると「右の本格派!剛速球をバンバン投げ込むタイプ」が多い。
いやいや、違います。
世の男性が結婚したいのは、どっしりと構えて、どんなピンチでも乗り切ってくれるような「女房役(キャッチャー)」を求めているのです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
ご紹介した作品に共通して言えるのが、「シングル(独身)が悪いわけではない。
結婚をしていないことがダメだ!負け組だ!と思っていること自体がダメ」ってこと。
もっと今の人生を楽しみましょう。
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