逆説と警句、そして思いやりの名神父ブラウン【青い十字架】:G・K・チェスタトン
チェスタトンが生み出したローマカトリックの小柄な坊さんである「ブラウン神父」は、ホームズと双璧をなすほど有名な探偵です。 そんな彼が世に初めて出たのが、この青い十字架です。 名探偵ヴァランタンと大怪盗フランボウ、そして神…
チェスタトンが生み出したローマカトリックの小柄な坊さんである「ブラウン神父」は、ホームズと双璧をなすほど有名な探偵です。 そんな彼が世に初めて出たのが、この青い十字架です。 名探偵ヴァランタンと大怪盗フランボウ、そして神…
子供の頃に誰でも一度は読んだことがあり、昨今の日本では孫?が何かと活躍している「アルセーヌ・ルパン」ですが、彼は結構な頻度で「出された問題を解決する」という探偵役で活躍をしています。 2つの家にある同じ絵の謎 ルパンの友…
おそらく世界で一番有名なミステリーであろうシャーロックホームズシリーズは、長編4作と短編56作があります。 その中には傑作と名高い作品が沢山ある一方で、まぁ「微妙」というしかない作品も結構な数あり、その「微妙」な話のトッ…
シャーロックホームズシリーズというのは「探偵の元に困った依頼人が駆け込んでくる」という今の推理小説の一つの基本を作った作品ですが、そういった形式から外れた作品というのも結構多く、その中でもかなりの代わり種なのがこの「瀕死…
○○はミルクを飲まないです。「まだらの紐」 ファン投票でも常に上位にある名作 古今東西名作と呼ばれている作品にも色々な間違いがあるというのは珍しい話ではありません。 このまだらの紐は作者自身も自分の作品の中で一位に位置づ…
新約聖書とはまた違ったユダの物語 「ああ、あの人を殺して下さい。旦那さま。私はあの人の居所を知っております」 イエスの秘密の居場所を知らせた者には銀三十が与えられる −−この噂を聞いたユダは役人の元に駆け込み、イエスの居…
今では数えきれない程の推理もの小説がありますが、その先がけの作品はご存知でしょうか?? 170年以上前に発表され、未だ根強い人気を誇る、ミステリーの始祖、エドガー・アラン・ポーの三部作をご紹介! モルグ街の殺人 ある日、…
賛否両論の「モルグ街の殺人」にミステリーではない?と言われる「マリーロジェの謎」と評価が分かれる前二作に比べて「文句なしの傑作」と言う評価を得ているのがポオ三部作最後の作品「盗まれた手紙」です。 あらすじ 風が強いある日…
意外と知られていないのですが、ポオが発表した「推理小説」は三作あります。 そしてこのマリーロジェの謎〔迷宮事件や怪事件と言う訳も〕は、まぁ、推理小説としては非常にコメントに困る作品です。 あらすじ 前回のモルグ街の殺人か…
ミステリーについて少しでも詳しい方なら、この名前を聞いたことがあるでしょう。 美の錬金術師とも言われたポオが世界に発表した史上初めてのミステリーで「一風変わった」トリックが使われているということで、史上初のバカミスとも言…