男をこき下ろしているけど、それを選ぶ女にも問題があるんだよ
私のまわりの女友達にも確かに存在する、美人・高収入・性格もいい!と三拍子そろっているのに、なんでその男を選ぶかな・・・という残念な女性。
そんな女性たちの鎮魂歌とも言うべき本作は、週刊「SPA」で連載されていた実話をベースにした4コマエッセイ漫画。
作者の倉田真由美氏自身の経験が生きているというか(笑)、作者も立派な「ダメ男好き」。
また、作品とリアルが連動しているので、結婚・出産・離婚・再婚・再婚相手が破産!みたいなネタを漫画上で繰り広げるからそれもまた一興。
だめんず・うぉ~か~を読んだからといって劇的に男の趣味が改善されるわけではないのでアシカラズ
ダメな男(だめんず)ばかりを渡り歩いて行く(好きになってしまう)様な、男を見る目のない女≒男の趣味が悪い女(だめんず・うぉ〜か〜)のダメ男体験談を紹介するノンフィクション。
たまに作者や女性編集者などの実体験もある。いわゆるストーリー漫画ではない。
作中に様々な「だめんず」が出演してくるわけだが、特に記憶に残る「だめんず」は、包茎手術専門の整形外科医で、手術台で鳥皮を食べる男…
どんだけハート強いんだ!(笑)
はたして男がダメなのか、女がダメなのかは本人たちの責任でオネガイシマス…
じゃあ、なんでそんな男を選ぶのさ!
という質問が聞こえてきそうだが、驚くべき点は、少なくとも私の周りの男たちも真面目でいい人より、駄目な人のほうがピンポイントでモテている。
この方程式を考えた作者は、日々研究(笑)を重ねる「だんめず・うぉ~か~」たちからサンプルを集めて漫画化したわけだ。
そう、この本は、今現在モテない男は、どのようにしたらダメだけどモテるようになるのかという指南本でもあるのだ。
この記事を書いた人

1979年生まれ。スタンド名は「イエロートラッシュオーケストラ(五月蝿い日本人)」。職業:フリーランス 兼 はやく息子の第一のチ◯毛を抜いて神棚に飾りたいと願うやさしい2児のパパ。神奈川県川崎市在住。