アイレベルの設定の仕方について解説
アイレベル(目の高さ)は水平に前を見ている時は画面の真ん中にあります
アイレベルが上下する時は視点を上下させた時です。
上を向けば画面が上に行くのでアイレベルは下方に残されます。
なのでアイレベルを動かすよりも画面の方を動かすという意識を持つと良いです。
アイレベルにおいて大事なのは、アイレベルをどこに置くかよりも「地面からアイレベルまでの高さを決める」ことです。
まずは低いアイレベル、30cmに設定してみます。
地面に伏せた時くらいの高さです。
この背景を下絵にしてアイレベルが変化した画面を描いてみます。
地面からアイレベルまでが150cmなので、1/5の地点に地面を描きます。
上への消失点ですが、対象物がアイレベルからそれほど離れていなければ気にしなくていいです。
そのまま水平を向いていれば画面は動きませんが、
低いアイレベルでは周りのものが高くなるので、自然と見上げるようになります。
次はアイレベルを7.5mに設定します。
二階建ての家の屋根の上くらいの高さです。
対象物がアイレベルから離れるので下への消失点を決めます。
下への消失点は画面の中心から90°先の位置に置きます。
見ている人の真下です。
高いアイレベルでは周りのものが低くなるので見下ろす構図となります。

視点を下げた見下ろす構図です。
高いところにいるので下への奥行き、さらに奥への奥行きも表せるので
町全体を見渡すような画面作りがしたい場合は高いアイレベルがおすすめです。
「どこから見ているか」はアイレベルの位置、
「何を見ているか」が画面の位置です。
このイラストで周りの建物の高さを表したいのであれば、下の地面まで降りて行ってアイレベルを低く設定するといいです。
見せたいものによって選んでほしいと思います。
ご視聴いただき、ありがとうございました。
動画投稿者様

あばたけさんによる「アイレベルの設定の仕方」についての解説動画です。
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【あばたけ】
2015年第6回クラフェにてクラウドゲート賞受賞。
可愛らしい女の子の他、立体感のある背景や世界観作りが得意。
HP:http://agetakeinaliwel.blog.fc2.com/
Pixiv:http://www.pixiv.net/member.php?id=47…
出典:【イラスト 描き方講座】簡単!アイレベルの設定の仕方 byあげたけ – youtube