単調な線なら線を太らせる!ミリペンでのペン入れのススメ

ミリペンは使い易い

アナログでのペン入れ作業の時、Gペン丸ペンより使い易いミリペンですが、

つけペンでのペン入れとは違ってミリペンは単調な線になってしまいGペンのメリハリのある迫力ある線や丸ペンのような細くて繊細な線には勝てない…

と思った事がありました…が、自分で使い易くて好きな画材ならば負けないような線を引けるようになれば良い!

という事で今回はミリペンでのペン入れの紹介をさせて頂きます。

なるべく一本線でペン入れ

こちらをペン入れして行きます

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使用はマルチライナーSPの0.2
イラスト等の画風によりますが大体なるべく細いサイズをオススメします。

線を肥大化させたりしてメリハリを付ける訳ですが最初から太めのサイズですと
メリハリをつけた際太すぎる線になってしまうので最初は細め(0・3以下)が
オススメです。

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ペン入れはまず一本線で完了させて下さい。
ペン入れをしながら肥大化させても良いですが、どちらかといえばまず全体を見てから肥大化させていく方が綺麗に仕上がると思います。

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ということで出来ました。この時点では単調です。

線を太らせる所、尖らせる所

一通りペン入れが出来たら次に線を太らせます。

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線を太らせてメリハリを付ける際のコツみたいモノは線のしなっている部分を強調させるように肥大化させて線先を尖らせるようにするとメリハリが付ついた線になります。

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強調させたい箇所(輪郭や脇の髪等々)を遠慮なく太らせて行きます。

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髪の流れや影が強く落ちる箇所を塗りつぶすつもりで線を足します。

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服も輪郭を強調、しわも強い所は強調させて細かいしわや影を落とします。

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あとは好みで目や影を描き込み一応出来ました。この後アナログでベタやトーンに入るかスキャナで取込仕上げとしても良いです。

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スキャナで取込、色調補正をしたのがこちらです。
ペン入れの際や線を太らせる際隙間がないようにすればデジタル処理がかなり楽になります。

他に

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極端に線を肥大化させる場合もメリハリは頭に入れると良いと思います。

こちらは0・2でペン入れした後0.3と0.5を使用して肥大化させてます。

カートゥーン風のイラストを描くときに良いかと思います。

線画太くてメリハリがあるとコピックのベタ塗りやデジタルのアニメ塗りがかなりマッチします。

線画の色を変えて影が少ない(むしろ無い)アニメ塗りの絵が好きなので練習しているペン入れですね。

私はGペンの線が好きでしたがどうしても気に入る線を描けなかったので、その時に好きな漫画家さんがミリペンでペン入れをしていると知ってミリペンを使うようになりました。

今はアナログの他にもデジタルでのツールも豊富ですので自分が使い易い&好きな画材をしっかり使えるようになれれば良いと思います。

まずは画材に触るのと練習ですね

耐水性の水性顔料インクを採用し、超極細0.03mm/0.1/0.3/0.5/0.8mmをセットにしたミリペンのセット。筆圧の強い方向けにしならないよう固めの描き味。イラストなどのペン画やペン入れに。
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ペン先とインクカートリッジを個々に交換することの出来る、極細のラインドローイングペンです。コピックににじまない耐水性顔料インクが採用されています。線幅は全10種類。幅広いドローイング用途に使用出来ます。。。
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この記事を書いた人

糸ふみ子
東北の伊達藩の北のほうで細々と漫画を描いているオタク女です。
北国だからといって寒さに強い訳ではない

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