もみあげで隠していませんか?
キャラクターはやはり、可愛く、凛々しく、カッコよく描きたいですね。
ですが、どのキャラクターも全員、「もみあげ」が伸びていませんか?
オールバック、おでこちゃんを描くときに絶対に避けては通れない「耳」。
もみあげのある無しで髪型にバリエーションが出ますし、性格や描き分けにも一役買ってくれますよ。
今回は髪の毛に隠れがちな「耳」に焦点を当てていきたいと思います!
耳って複雑?

前から見た時、目尻や眉尻の高さに頂点がきます。
一般的な耳の角度は約30度で、40度以上からは「立ち耳」と言われます。
横から見た時、真ん中〜やや後ろに位置しています。
真ん中あたりにある絵柄はデフォルメ寄り、やや後ろにある絵柄はリアルタッチ寄りの印象が強いです。
耳の横に手を当てて、口を開閉してみてください。
顎の可動部分が感じられますか?
この部分があるので耳はやや後ろになるのです。
耳は垂直ではありません。楕円が斜めについているといったほうが近いでしょうか。
今、お手元にマウスがありましたら、電話をかける要領で耳に当ててみてください。その角度が耳の角度です。
(※光学式、レーザー式、青色LEDマウスの方はセンサー部を覗かないように!)
ハートとYとでっぱり

アップにして前、横、後ろから見た耳です。

耳の基本的な形はこのようになっています。
この時点で入り組んでいて難しいと思われるかもしれませんが、「ハート(の半分)と、Yと、でっぱり(2個)」と覚えると意外と覚えられますよ。
左耳用なので、右耳は逆になります。
耳はみんな同じような形かと思いきや、実は千差万別。
大きかったり、小さかったり、福耳だったり、一人一人形が違います。
キャラクターの性格に合わせて、形を変えてみても面白いですよ!

ですが、絵柄によっては描きこみ過ぎて画面がしつこくなってしまうことも…、ある程度のデフォルメは割り切ってしまいましょう。
耳にまつわるエトセトラ
耳と鼻は顔の中でも唯一成長し続けるパーツなので、老人を描く場合はやや大きめにするといいでしょう。
それだけでも描き分けの差が顕著になりますよ。
人によっては耳を動かすことが出来る人もいるそうです。
その昔見た野球漫画では、キャッチャーが耳を動かしてサインを送ったというシナリオがあり、ナルホドと感心したのを覚えています。
いかがだったでしょうか。
意外と難しそうだけど面白い「耳」。
慣れてしまえばささっと手癖で描けてしまいますが、やはりたまには初心に戻って観察するなど勉強したいパーツですね。
新たなキャラクター作成や髪型のバリエーションを増やすために、是非とも「耳」を活用してみてください。
この記事を書いた人

好みは幅広いですが、特に生真面目優等生なガチムチ系でホイホイ釣れます。初恋は助さん、好みドストライクはブルース・ウェイン。