水彩絵の具で色塗りをしたら、紙がボコボコに!
水張りをすればいいって言われたけど、どうすればいいの?
「水張り」とは画用紙の繊維の間に水が入ると伸び、乾くと元に戻る性質を利用した手法。
水が入ってる状態で繊維を引っ張って強制的に固定をさせれば、乾いてもそのままの状態が維持できるということです。
水彩画やデッサンの際には、覚えておくと便利です!
今回は「水張り」の仕方を紹介します。
用意するもの
画用紙
水張りテープ(カラーテープ、ミューズテープとも呼ばれます)
綺麗なハケ
綺麗なタオル
カッター
水を入れる容器(絵の具などがついてないものを準備しましょう)
ドライヤー(急ぎ用)
ベニヤ板(平張り用)か、木製パネル(パネル張り用)
下準備

画用紙は完成サイズに合わせて縦横1〜2cmほど大きめに切ります。
ベニヤ板(平張り用)の場合、完成サイズを鉛筆で薄くライン入れておくといいでしょう。
カッターで取り外す際の余白として、鉛筆のラインより外側で固定しましょう。
水張りテープは、先に4本切って準備しておくのがオススメです。
長さはしっかりと板と紙を固定するため、各辺より長めに切ります。
水でくっつきますので、水張りテープは水がつかない所に置きましょう。
湿度の高い場所ですと、使っていなくてもくっついてしまったり、使えなくなる場合があります。
気密性の高い缶などに、ビニール袋で包んで乾燥剤と一緒に保管しておくといいですよ。
ぴったりと貼りつけてしまい、完成まではがせなくなります。
紙の表裏を間違えないようにしましょう。
画用紙の裏表の見分け方は、「ざらざら凹凸がある方が表」です。
これは凹凸がある分、インクやパステル、鉛筆がのりやすいからです。
もし触ってもわからない場合、紙の縁を自分の高さにして見てみましょう。
紙の端が出っ張っていない方が表です。
これは裁断する際に、上から圧力をかけて出来る出っ張りです。
水塗り&空気抜き

紙の裏面に、中央から外側四隅、縦から横に向けて、塗りのこしの無いよう均等にハケで水を塗ります。
紙が水を吸って充分に伸びきるまで、大体5分ほど待ちます。
紙が水を含んでしっとりしてきたら、紙をひっくり返してベニヤ板(木製パネル)の表に置きます。
片方の手で紙の中央を抑え、もう片方の手でタオルを持ちます。
最初は中心から長い辺へ、放射状に押していきます。
タオルを持った手で外側に軽く引き伸ばしつつ、ぴったりと土台にくっつけるように空気を抜きましょう。
貼り付け

長辺用に裁断した水張りテープで固定をします。
この際、しっかりくっつけないと乾燥した際に膨らんでしまいます。
ハケでノリ部分をひと塗りするくらいが丁度いいです。
まず一辺を止めてしまえば、後の作業が楽になります。
木製パネル(パネル張り用)の場合は、パネルから出ている紙の端を折り曲げます。
角の部分は摘まんで、やや下に引っ張りながら三角形を作り、テープを貼る際に一緒に抑えます。
長辺を止めたら、同じようにタオルで引っ張りつつ、反対側の長辺を止めましょう。
そして最後は短辺を止めます。
乾燥
ベニヤ板(平張り用)も木製パネル(パネル張り用)も、水平状態に置いて日陰で半日以上乾燥させて完成です。
急ぎの場合はドライヤーを使用します。
使用する場合は、先にテープ部分を乾燥させるか、ホッチキスを半分に持ち、各片2箇所ずつテープ面と共に固定してからドライヤーをかけましょう。
紙の収縮の力に、テープが耐えられない場合があります。
注意点
・水を含んで紙が柔らかくなっていますので、ちぎらないよう慎重に。
・水張りをした後、紙をベニヤ板や木製パネルからはがさないでください。
そのまま作品を描きましょう。
・水張りした紙でも作品を描いている途中、水気を含んでたわんできます。
ですが、絵の具が乾くと自然に紙が張ります。
・最終的に紙がピンと真っ直ぐになってさえいれば、大丈夫です。
切り外してしまうので、完成品には響きません。
平張りもパネル張りも、最後はカッターで切り取りますので細心の注意を払いましょう。
「水張り」で、イラストの保存もばっちりですね!
是非とも、試してみてください。
この記事を書いた人

好みは幅広いですが、特に生真面目優等生なガチムチ系でホイホイ釣れます。初恋は助さん、好みドストライクはブルース・ウェイン。