漫画の設計図!ネームの描き方【初心者向け】

オールマイティーな設計士

プロットで問われるのが『構成力』なのだとしたら、ここで問われるのは『演出力』。
映画やドラマでいうところの『絵コンテ』作業。
ネームを前にしたアナタは、演出家であり脚本家でありカメラマンであり照明係であり音響係であり…

あとえーっと、なんだっけ?
まあとにかく、「いったい一人で何役やらなきゃなの~~~?!」っていうくらい考えなきゃいけないことが山積み!
そうやって作り上げる漫画の設計図、それがネームです。

セリフとモノローグは極力少なめに

漫画は、言わずもがな、文字と絵で構成されています。
文字というのはキャラクターのセリフであり、モノローグ(独白)です。

さて、じゃあここでひとつ質問です。
そのセリフやモノローグ、本当に必要ですか?
言葉は便利なので、ついつい文字でいろんなことを、説明しがちになっちゃいませんか?
(個人的にはガッツリしたモノローグ、嫌いじゃないんですけどね)

セリフでぎっちり詰まったページって見ため的にもどうなんだろう?
長々としたモノローグはなんだか解説くさく思えてしまうし、読んでる人だって文字を追うのに疲れて飽きてしまう、なんてことにもなりかねない。

じゃあ、どうすれば最後まで読んでもらいやすい漫画になるんだろうか?
そういった悩みを抱えることが、ネーム中に出てくるかもしれません。

そんな時、重要になるのは『絵』の部分です。
たとえばこのモノローグ、背景を詳細に描きこむことで説明することはできませんか?
あるいはこのセリフ、かわりにキャラクターの表情やしぐさで伝えることはできないのでしょうか?
「なんか文字が多過ぎるなァ~」と自分の漫画にたいして感じた時は、そういった『文字』から『絵』への変換作業をひとつやってみてください。

すると、『絵』の部分は動きや華やかさが増し、『文字』は削られた分だけシンプルに伝わりやすくなって
一石二鳥!なんてことになったりもするんです。

構図の演出

漫画にはご存じの通りコマ(1枚絵)があります。
これが連なって時間の経過が表現されていきます。

コマをどのくらい配置するかは、描き手それぞれですが、少女漫画だと見開きで10前後が読みやすいようです。
少年漫画の見せ場シーンなんかでは、見開きで1コマなんていう演出も見られます。
あれはテンションあがりますね。
まさに最高潮、効果は絶大です。

こういったコマ割り、及び構図の演出をどうするのか。
それを考えることもネームを作る上で大変重要になってきます。

もう少し詳しい話をしていきますと、漫画の左ページは『メクリ』、右ページは『ヒキ』といいます。

通常、漫画は右綴じになっているので、『メクリ』は呼び名の通りめくる側のページにあたりますから
「次はどうなるの?!」とハラハラさせたり、ドキドキ期待してしまうようなコマで終わると魅力的。
対して『ヒキ』は、めくってはじめて見えるページ。
ここで最初にどーんと大きなコマが出てきたりなんかすると、とても印象的です。

その他にもコマそのものの大小でメリハリをつけたり、背景を入れて状況説明をするコマを作ったり。
アップ(キャラクター等を近くからみた構図。強調したい時などに使う)とロング(キャラクター等を遠くからみた構図。空間を表現する時などに使う)のコマを使い分けたり……。

自分の漫画を最も効果的に伝える構図はどんなものなのかを考えだすと…
うーん、ネームって本当に奥が深い。

でもとりあえず描いてみよう

色々とネームについてのお話をしましたが、でもね、全部一度に達成しようと思いながら取り組んだら、終わりなんて見えません。
慣れないうちは全く進まなくなってしまう。

だからとりあえず細かいことは置いておいて、思うままにネームを描いてみましょう。
漫画は描かなきゃはじまらない。

一度最後までネームを描ききってから、文字量とか構図とか煮詰め直せばいいんです。
テンポとか、間の取り方とか悩めばいいんです。とりあえず、描く!

さあ、白い紙の前に座って、ペンを持って。
アナタだけの設計図を作りだしてみましょう!

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この記事を書いた人

meg
漫画描いたりイラスト描いたり、たまに文字も書いたりして生きています。
趣味は旅行。いつか砂漠に行ってみたい。

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