キャラ表を作ろう
今から描こうとしているキャラクターのこと、アナタはどれくらい知っていますか??
すべてを把握しきっているというのも想像の余地がなくてつまらないけれど、もちろん読者よりは多くの情報を持っていなくてはいけない。
であるなら、読んでいる人に
「あれ~?このキャラってそんなこと言うの?なんかブレてな~い?」
って思われるなんてことは当然あっちゃいけないわけで。
つまり、ストーリーにブレがないかどうかも大切なことだけど、キャラクターがブレていないか、ということも大変重要なことなのです。
そこで、オススメなのがキャラ表(キャラクター設定書)。
キャラクターデザインとは別に、これを作っておくと、そのキャラクターと一気に距離を詰められるというシロモノ。
喜怒哀楽をそのキャラクターで表現すると、どうなる?
座っている時の姿勢は?立っている時のポーズは?
喋り方のクセは?好物は?得意科目は?好きな洋服のブランドは???
話の中に直接関わってくる情報ではなくても、そういった設定を考えていくことで自然とキャラクターに深みが出てくる。
どんどん『生きてる』キャラクターになってくる。
たとえば笑い方一つとっても、大口あけて顔いっぱいに喜びを表現する人なのか、慎ましやかに口角をあげるだけの人なのか… 。
つまるところキャラ表作りって、そのキャラと友達になる、あるいは宿敵の情報収集をする作業なのかも。
組み合わせも大事
「採用面接をしたのだけど、とても有能な子を、直属の先輩とウマが合いそうにないという理由で泣く泣く落とした」
みたいな話を聞いたことがあります。
うーん、人間関係って難しい。
でも色んな人間が関わって生きているのは、現実でも漫画の中でも同じこと。
だからキャラクターの組み合わせかたというのも重要。
一見ぼんやりした主人公が、脇役や敵役のおかげでものすごく素敵に見えてきたり、逆にハイスペック同士が魅力を相殺し合ってしまい、全然目立たなくなっちゃった、なんてこともあるわけです。
彼らはどういう間柄なの?
本当にこの二人でないといけないの??
関係性萌えなんて言葉も聞くくらい、キャラクターの組み合わせというのも大事なポイントなんですね。
この記事を書いた人

趣味は旅行。いつか砂漠に行ってみたい。