編集者の方が求める「面白い漫画」とは?

「面白ければなんでもいい」!?

以前、数人の漫画雑誌編集者に質問をしました。
「どういう漫画を求めているんですか?」
そうするとね、ほとんどの人がこう返す。
「面白ければなんでもいい」

デスヨネー!!
面白い漫画のほうが面白くない漫画よりモチロン良いに決まってる!

でもそれじゃあ、面白い漫画って、一体どういうものなんだろう?

『面白い』ってなんだ?

英語にもfunny、interesting、entertainingなどがあるように、面白いと一口にいっても、そこには色々な意味があります。
読み手によってその判断基準も変わってくる。

そもそも漫画にだって、大多数から『面白い』と評されている作品もあれば、大衆受けは悪いけど少数からは熱烈に『面白い』と称賛されている作品もあって、さまざま。
そうなってくるともう、何が面白いやらワケがわからなくなってくる。『面白い』って、なんなんだ???
あっちこっちを見回して探す『面白い』『面白い』『面白い』……『面白い』がゲシュタルト崩壊してしまいそう。

でもそんな時は、外に向けていた目を一度自分の中に戻してみるといいかもしれません。
お気に入りの漫画雑誌や単行本を開いて、どうして自分はそれを『面白い!』って感じたのか、改めて考えてみる。
「展開の熱さに燃える!!」「言葉のセンスが最高!!」「キャラ萌えしちゃう!!」などなど。
面白いと感じる部分って、人それぞれ違っていて、いろいろあるんじゃないかな。

もっと感覚的なことでいうなら、『大声で叫びだしたくなるような面白さ』とか、『ひとりでひっそり楽しみたい、フェチズムを感じる面白み』なんていうのもあるかもしれない。

心を一番に動かす『面白い』は、いったいなんだろう?
どうせ漫画を描くのなら、やっぱり自分が一番『面白い』と思えるものを描いてみたい。そして、描いて欲しい。
だからアナタがどんな漫画を描けばいいのか悩んだその時には、改めて自分の熱源探しをしてみるというのはどうでしょうか?

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この記事を書いた人

meg
漫画描いたりイラスト描いたり、たまに文字も書いたりして生きています。
趣味は旅行。いつか砂漠に行ってみたい。

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