シンプルなプロットで興味をそそりましょう

シンプル・イズ・ザ・ベスト

描きたいものが見えてきたなら、次に考えるのはプロット。
プロットとは、物語の要約、つまり『あらすじ』。

ここで思い出して欲しいのですが、書店に行って、たとえばコミックスや小説の裏表紙を見てもらうと
たいていの本にあらすじが書いてある。すごく短い。とっても簡潔。あんな感じ。
(もっとも、ネタばれになっては意味がないので『結』まで書かれてはいませんけれど)

しかしその短文だけで、ぐいぐい購買意欲をかきたててくる。
書店員さんお手製の紹介POPなんてついた日には、さらにそそられて手を伸ばさざるを得ない(かもしれない)。

つまり何が言いたいかというと、面白い漫画というのは、裏表紙やPOPに収まるようなシンプルなあらすじだけで、
「なんか気になるなァ…」という気持ちにさせるということなんです。

だから長く書けばいいというものではない。
むしろプロットの段階ではシンプルな方が良い。

初心者は思い入れが強すぎて、つい話を盛りがちになってしまうけれど、ゴチャゴチャしてしまって最終的に「結局なにが言いたかったの?スタートとラストがずれてるよ?」なんてことになりかねない。

重要なのは、一本の軸になるテーマを決めること、そして『誰がどこでどうして、だからこうなった』という簡潔な原因と結果を、
どのように『魅せる』かという構成です。

構成と書き方

そこで代表的な文章構成としてあげられるのが、『起・承・転・結』。

漫画を描く上でこの四段構成の形を採用する人は多いのではないでしょうか。
序破急という三部構成を好む人もいるかもしれない。

書き方は人それぞれ。
ノートに書く人もいれば、パソコンやスマホでメモしていく人もいる。
十数行であっさり書いてしまう人もいれば、小説のように長い文章をしたためてから、削ってA4用紙1,2枚にまとめる人もいる。
ポイントは先述したように設定を盛りすぎないこと。
最初から最後まで、話の軸にブレがないかということを意識してみるといいですね。

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この記事を書いた人

meg
漫画描いたりイラスト描いたり、たまに文字も書いたりして生きています。
趣味は旅行。いつか砂漠に行ってみたい。

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