漫画の中でもいわゆる王道といわれる漫画は大抵少年漫画ですよね。
「少年漫画」とは言いますが、基本的に老若男女楽しめる内容のものが多いです。
今回はその中でも、メッセージ性の強い王道中の王道の少年漫画を紹介します!
NARUTO 岸本斉史
「まっすぐ自分の言葉は曲げねぇ・・・それがオレの忍道だからよ…」
落ちこぼれ忍者のうずまきナルトは、火の国にある忍の里「木の葉隠れ」の里の長、「火影」になることを夢見ている。
忍びの名家であるうちは一族の末裔であり、彼のライバルのサスケ。
彼の思い人でくの一のサクラ。
彼らをまとめる天才忍者のカカシ先生。
彼は「仲間」と共に数多の困難の中で成長していく。
「ワンピース」に並ぶ少年ジャンプの看板漫画であるNARUTO。
2014年にはついに15年の連載に幕を閉じたことでも話題になりましたよね。
「友情」と「平和」と「諦めない心」を主なテーマにしたこの漫画。
ナルトのまっすぐな姿に思わず目が潤んでしまいます。
金色のガッシュ!! 雷句 誠
「だから私は戦ってるのだ!!やさしい王様になるために!!」
1000年に一度、人間界とは別の世界。
「魔界」ではその世界の王様を決めるための戦いが行われる。
その天才的な頭脳のせいで周りから浮いてしまい、ひねくれてしまった高嶺清麿は戦いに参加させられた100人の魔物の一人、ガッシュ・ベルと出会ったおかげで明るくなっていく。
そんな中、コルルという魔物の子と出会いをきっかけにガッシュは清麿とともに「やさしい王様」になるためにその戦いに勝ち抜くことを志す。
少年サンデーで看板を張っていた笑いあり涙ありのこの作品。
さまざまなキャラクターを通して、あなたはきっと「絆」の大切さを知るでしょう。
からくりサーカス 藤田和日郎
「何かあったら心で考えろ…今はどうするべきか…ってな。
そうして笑うべきだと分かったときは…泣くべきじゃないぜ。」
人を笑わせないと死んでしまう病気、ゾナハ病を患う青年・鳴海は父親の莫大な財産を受け継いだおかげで命を狙われる少年・勝、そして彼のボディーガードのしろがねと出会ったことをきっかけに壮大な運命の歯車に巻き込まれていく。
「愛」というたった一つのシンプルかつ重みのあるテーマにしたこの漫画。
謎が謎を呼び、読めば読む程目が離せなくなり、その作中の伏線の多さには思わず鳥肌が立ってしまいます。
数々の熱い展開には涙なくしては読めません。
鋼の錬金術師 荒川 弘
「お前の手は人を殺す手じゃない。人を生かす手だ」
幼年期に母親を亡くした兄弟、エドワードとアルフォンスは彼女を生き返らせるために錬金術にのめり込み、その世界において禁忌である人体錬成を行う。
その代償にエドワードは左足、アルフォンスは全身を失ってしまい、あげくのはてにその錬成で出来上がったのは彼らの母親とは言いがたい肉の塊だった。
エドワードは弟の魂を近くにあった鎧に定着させるために、さらに右腕を失う。
すべてを取り戻すため、彼らはそのために必要な賢者の石を探しに旅に出る。
「命の大切さ」「等価交換」というテーマと共に、過去に二回のアニメ化に成功したこの作品。
おそらくイラク戦争を中心とした深刻な国際社会問題などを参考にキッチリと練られた設定をもちつつも、ちゃんと少年漫画をしているストーリーに、きっとあなたは興奮するでしょう。
-あとがき-
いかがでしたか?
「少年漫画」と聞くと「子供向け」というイメージをもってしまいますが、案外作者の深い思いが込められていたり、大人になって気づくこともあったりします。
これを機に、原点回帰していろんな少年漫画を読んでみてはいかがでしょう?
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