1日2万回閲覧され累計1000万人以上が閲覧したというWEB漫画の革命
『ワンパンマン』は、ONE氏が一人の作画で2009年よりインターネット上で無料公開されていた。
1日2万回、累計1000万PV(当時)を達成し、その面白さに、衝撃を受けた村田雄介氏(累計2000万部を誇るアメフト漫画『アイシールド21』の著者)がコンタクトを取り、村田氏作画でリメイク版『ワンパンマン』が誕生した。
当初ONE氏が漫画原稿制作ソフトComicStudioの練習用に描いていた作品が予想以上の反応を起こし、この科学反応が起きたのだから、本当にWEB社会になった今に感謝したい。
最強スーパーヒーロー、なのに普通。いや超普通(笑)
就職活動に行き詰る青年・サイタマは、ある日街で暴れていた怪人から少年を救う。
「ヒーローになりたい」という幼き日の夢を思い出し、ヒーローになることを決意。
頭髪全てを失うほど懸命なトレーニングを3年間行った結果、どんな敵でも一撃で倒せる最強の力を手に入れる。
しかし、強すぎるがため、どんな強敵もワンパンで倒してしまう。
今日も「熱くない」バトルが繰り広げる!
あらすじを読むとどんなヒーロー漫画か?と不思議に思うだろう。
そう、不思議のままでいいんです(笑)
実際ヒーローになるためのトレーニングシーンはまったくと言っていいほど出てこないし、なんで主人公サイタマが超人的な強さを手に入れることができたのかは不明なままだからだ・・・
海外のファンおも虜にする “ギャップの力”
元々作画力に定評のある村田雄介氏が描いたとは思えないほど凄まじく気の抜けた顔をしている主人公・サイタマ。
『アイシールド21』以降、初めて村田氏の絵を見た人は、コラージュ? と勘違いするんじゃないかと思うくらい。
だけど、サイタマ以外のキャラや怪獣は、さすが村田氏と唸るほどの作画力。
そのギャップ力が海外のファンをも虜にしている。
ハリウッド映画のような迫力あるアクションシーンが魅力の本作。
英訳版「WEEKLY SHONEN JUMP」にも掲載されているので、ヒーローものが馴染みやすい海外のファンからも作者たちのTwitterに直接称賛の声が届くのも納得の作品だ。
この記事を書いた人
