初めて使うアナログ画材に怖がらず挑むススメ~アクリルガッシュ編

漫画イラストの方では少ない?

色塗りのアナログ画材、特に絵の具では透明水彩絵の具を使う人は多いと思います。

逆に最近は不透明のアナログ画材を使用している人は少ないんじゃないかな?と思いました。
私が知らないだけかもしれないのですが…なんとなく漫画やイラスト分野では…

私自身、アクリルガッシュでの着色はあまり得意では無いのですが、塗った後にマッドな仕上がりになるのが好きなので紹介させて頂きます。

興味あるケド難しそう…って思っている方!
意外と触ってみると使えるので宜しければ!!

今回はこちら…

とりあえずこちらを

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塗っている最中に線は潰れるので私はペン入れしません。

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使用はLiquitexのアクリルガッシュ…長いこと使っていなかったので数本固まっていました…

着色します

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ホワイトに少々のオレンジ、そして極少のイエローで肌色を作ります。
透明水彩と違って、絵の具をそのまま塗る感覚なので水は少な目です。
大体マヨネーズ位の柔らかさが丁度良いです。
もし感覚が掴めない場合は筆では無く自分の指で混ぜてみると良いです。
混ぜ終わったら指は洗ってください(乾くとなかなか落ちないので)

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もっと上手く塗れればいいのですが、なるべく平面に塗ると後の塗りが綺麗になります。

使う筆は丸筆より平筆をオススメします。

線は潰してしまう気持ちで塗ってしまって大丈夫です。

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肌の下塗りを終わったらちょっと濃くした肌色で影を入れて行きます。(細かいのでコレは丸筆)

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どうせ塗りつぶすので色鉛筆等で影のアタリを入れても良いと思います。

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とりあえず肌は終了。次は髪です

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ベースの色を塗ったら肌と同じく影のアタリを入れました。

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それに沿って濃い色をのせて髪の流れも入れました。

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服も肌、髪と同じ要領で塗っていきます。

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飾りや服の模様も入れていきます。

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マスコットと目も塗りました。線は全部潰れています。

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油性ペンを使用して線を描き込みます。
本来なら塗りながら線が無くても立体的に塗るという方も居ます。
私もそういう塗り方が出来れば良いのですがまだまだ未熟なので…
他の画材の力を借りてます。

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線を入れて色鉛筆を使って少し描き込みをいれました。

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ホワイトでハイライト、あと背景をいれて完成しました。

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PCに取り込んで加工したのがこちらです。

注意点と良いところ

アクリルガッシュは固まるとなかなか落ちないので衣服に付かないように気をつけてください。
筆やパレットも使い終わったらちゃんと洗わないと使い物にならなくなります。

色を間違えた場合も、近い色でしたら乾いた跡に上から塗り直しをすると違和感ありません。
そして使用する紙は何に描いても変わらないので、漫画原稿用紙の裏や安い画用紙でも良い…というのが気軽だと思います。

始める時は色の3原色(赤青黄)の他に白と黒の5色だと色々出来ます。

あと、スーパー等でも売っている学習絵の具は不透明水彩絵の具です。
こちらはガッシュのように乾いたら取れないという事も無いし筆もあまり傷めないです。
こっちを使用して不透明着色をして慣れたら…でも大丈夫だと思います。

CGを使えば早いし綺麗なのですがペタペタ塗っていくのも楽しいし良い気分転換になると思うので気になるという人は是非触って見て下さいね~

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この記事を書いた人

糸ふみ子
東北の伊達藩の北のほうで細々と漫画を描いているオタク女です。
北国だからといって寒さに強い訳ではない

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