単調な表現になっていませんか?
同じ表現はできれば使わない!……とは言いますが、人間ですから語彙にも限界はありますし、好んで使う表現っていうのはありますよね。
私の場合気付いたら『少し』という表現を多用しています。
書き終えて読み返した時にはどこもかしこも、少し、少しとついている、なんてことが多々あります。
だってとても便利なんですよ……という私の言い訳は省略しまして。
例えばとある同じ文章中で、
「少し雨が降っていた」
「少しくらい濡れたって」
「家につくまでもう少し」
なんて同じ言葉を繰り返されると、くどく感じますよね。
または語彙力がない、表現に幅がないと思われてしまいます。
ならそんなときはどうするのか?
大っ変便利なことに、言葉には類義語というものがあります。
それでは『少し』の類義語を使って先ほどの文章を書き替えてみましょう。
「僅かに雨が降っていた」
「ちょっとくらい濡れたって」
「家につくまで、あと数分」
こうやって言葉を変えるだけで読みやすさと表現の幅が上がるのです。
小説を書く上での便利ツールたち
先ほど類義語を使って、とは言いましたが、どう言い換えられるんだっけ、と浮かんでこないときってありませんか?
または、この言葉はこういう意味で合っているのか、と迷うことは?
文章にリズムを持たせたいけど上手く書けない、なんてときはありませんか?
自分の書いている文章の要素にはどういったものがあるのか知りたい、なんてことは?
そんな様々な場面で役立つツールたちをご紹介します。
類語辞典・シソーラス・対義語 – Weblio辞書
URL:http://thesaurus.weblio.jp/
ボックス内に単語を入れるだけで類義語を出してくれます。
多くの類義語を出してくれるので、かなりお世話になっています。
辞典・百科事典の検索サービス – Weblio辞書
URL:http://www.weblio.jp/
上記で紹介した類義語辞典の親サイトです。
一般的な国語辞典からスポーツ辞典、業界専門用語辞典など幅広く取り扱っており、とても参考になります。
韻を踏む | くだらない研究所
URL:http://labo.kudaranai.jp/rhyme/
こちらもボックス内に単語を入れると、同じようなリズムの単語を出してくれます。
小説を書く際の使用頻度は少ないですが、暇なときにこれで遊んだりしています。
小説形態素解析CGI(β)
URL:http://www.ennach.sakura.ne.jp/
ボックス内に文章を入れると、その文章の解析をします。
地の文と台詞の比率や、漢字とかなの比率も出してくれます。
他にも色々な要素を解析してくれるのでおすすめです。
EKWords / キーワード抽出ソフト
URL:http://www.djsoft.co.jp/products/ekwords.html
また、こちらはソフトになりますが、文章内のキーワードを抽出・集計してくれます。
書いた文章内にどういった単語が出てきているのか、同じ単語がどれだけ出てくるのかすぐわかりますのでおすすめです。
まとめ
オリジナルの文章を書くからと言って、単語がわからなくても辞書を使ってはいけない……ということはありません。
むしろ同じ単語ばかり使う、間違った意味のまま書いてしまう、なんてことは避けるべきです。
そのためにも困った時にはどんどんツールを使っていきましょう!
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