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作業机にガイコツ剣士を召喚しましょう

絵の基礎力を上げたい!けど何をすれば…

あなたの望みはわかります。
なんでも描けるようになりたいですね。

描きたいと思ったとき、描かなければいけない時。
将来描くかもしれない時、どんな難題も見事に乗り越えられる、そんな確かな画力を渇望しますね。

さあ、練習しましょう!

理想の練習台、それは人間

最も応用の利くモチーフはもちろん人間です。
絵は人間が描いて人間が見るのですから、ひとまず人間が絶滅するまで、絵描きはしょっちゅう人間を描くことになるでしょう。

それにしても人間は難しすぎます。
これは、ほとんどの人間がしょっちゅう人間を見ている、いわば人間のプロであるせいです。
プロなので、プテラノドンやエゾオオカミだと気付かないような、わずかな間違いをしっかり見極めてしまうのです。

でも、安心してください。
あなたも人間のプロには違いありません。
効率よく学べば、人間のプロ中のプロになれるはずです。

では、人間の何を学べばいいか?

理想の練習台の理想の練習台、それは骨格

答えはシンプルです。
骨を学ぶべきです。
骨組みがなければ家は建ちません。

痩せていて骨ばかりでも人はどうにか生きられます。
ですが重要な骨が無かったり、骨折していたりすると、人は自然に立ち上がることすらできません。

ダヴィンチ大先生はこれに気付いて墓地を掘り返しましたが、現代では法律違反です。
私達は恵まれているので、私は作業机に海洋堂の『骸骨剣士』を置いています。

これを休憩に眺め、休憩に触り、休憩にスケッチします。
机の上の骨格のミニチュアと毎日仲良くしているだけで、勝手に絵が上手くなっていきます。

ただしフィギュアである以上、ところどころ実物と違う点があります。
慣れないうちは、フィギュアと医学的な骨格図や標本写真(googleイメージ検索の出番です)を交互にスケッチして、頭の中で正確な形を補完できるようになりましょう。
例に挙げたフィギュアを使うなら、欧米成人男性の骨格であることにも注意しましょう。
なにせ古代遺跡の剣士の骸骨です。

描いた習作は添削しよう

さらに効率よく上達したいなら、面倒ですが描いた習作は添削しましょう。

フィギュアそのものや、医学的な骨格図、標本写真を見ながら自分の描いた絵を赤ペンで直すのです。
これで同じミスは繰り返しません。

これで安心して、今日から人間のプロ中のプロを目指せます。

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この記事を書いた人

浜崎ユウマ
絵描きです。好きなものは無、きらいなものは余剰です。
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