アナログ画材難民脱出!高品質な製図用品は◯◯!

作画用の画材の選択肢が少ない…

画材専門店は美術作品用の素晴らしい画材が揃っています。
文房具店には豊富なニーズを引き出す筆記具が並んでいます。
しかし、漫画原稿や印刷を想定するイラストレーション向けの画材となると、そう多くはありません。
市販品を改造したり、インクをブレンドしたり、移り変わりの早い100円ショップの文具コーナーへ日参してしまう人が、身のまわりにもいませんか?

製図用品は高品質で普及率も高い

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製図ペン!製図インク!製図定規!製図台!
製図用品は品質が非常に安定しており、基本的に丈夫で長持ちです。
不良品のサポートが手厚い製品が多く、幅広い規格も揃っています。
精密作業ロボットが普及・進化して工場員が絶滅するまでは、安定した供給が望めるでしょう。
その頃には絵描きという職業もほとんど絶滅しているはずなので心配いりません。

製図台はマスト

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製図台には独立型や机の上に設置するタイプなど様々な種類、大きさがあります。市場価格も数千円から数万円と幅広く流通しています。
その多くは画架のように、紙を固定する機能と、作業面の高さや傾斜を調整する機能があります。更に専用の定規が1~3種類備え付けられており、垂直や水平を素早く正確に取ることができます。
こうした機能を備えた作業机は、イラストレーター・デザイナー向けのワークテーブルだと価格が一桁上がってしまうでしょう。

製図ペンもマスト

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そもそも美大受験で最も多く使われるあの鉛筆の製造元は製図メーカーでしたね。
過剰に青色を連想するステッドラーもいいですが、私のおすすめはロットリングの製図ペン『ラピッドグラフ/イソグラフ』です。

0.1mmは細すぎて目詰まりを起こしやすいので、0.2mm以上の製品をおすすめします。中古品を購入するのもいいですが、インクが古くなっていたり、芯が損傷している場合があります。しかしインクも先端のスペアも単品で購入できるので、絶望とは無縁です。

マニアックな古い製図ペンや非常に安価な中国製の製図ペンに手を出したこともあったのですが、いずれもインクや部品の生産が終了しやすいのであまりおすすめしません。一本あたりが使い捨てのミリペン5~10本分程度の価格なので、長く使うことを想定しましょう。

ラピッドグラフとイソグラフの違いは、カートリッジ式かインク注入式かというだけ。初めて製図ペンを使うなら、扱いやすいのはラピッドグラフでしょう。

使い込むことに向いている

このラピッドグラフ/イソグラフ、手に入れたらぜひ使い込みましょう。
工場生まれ工場育ちの製品なので、毎日使われることが想定された仕様になっているのです。

毎日使っているほうがインクが目詰まりしにくく、
毎日使うほどコストパフォーマンスに優れ、
毎日使うほど均一な線、様々な線が速く負荷なく引ける。
なんとかわいらしい画材なのでしょうか。

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大コンパス、スプリングコンパス大、シャープペンシル(0.3㎜ 0.5㎜)を中心とする製図用品の15点セットです。
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この記事を書いた人

浜崎ユウマ
絵描きです。好きなものは無、きらいなものは余剰です。

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