魅力のある小説の登場人物の書き方とは?

小説で重要なのはなんといってもキャラクター構成です。
特徴のある個性的なキャラクターを描くことができなければ、どんなに良い小説も半減してしまいます。

そこで今回は、登場人物の考え方や書き方にフォーカスしてみたいと思います。

完璧すぎる主人公より欠点のある主人公を

例えば、横溝正史氏の小説で登場している名探偵金田一耕介はいい例ではないでしょうか。
普段はどこか頼りない印象を持つが、いざ事件が起こると目の色が変わり瞬く間に事件を解決へと導きます。
作者は違いますが、漫画で登場する金田一耕介の孫金田一一も同じなのだと思います。
ルックスもお世辞にもカッコいいとは言えず普段はあまり、女性にモテる要素がない――
だからこそ、推理をしているときの変貌ぶりに人気があるのではないでしょうか。

細かいところまで作りあげていく必要がある

「スタニスラフスキー・システム」というのがあります。
これはロシアの演出家が考えた演劇の理論です。
具体的には、役のキャラクターを台本に書かれていない、細部に至るところにまで突き詰めて作り上げるという手法です。

この手法は小説にも応用することができます。
主人公があたかも実在の世界にいそうな個性的な癖や特徴を描くことで、生き生きとした主人公像を読者に想像させることができるのです。

前の所で紹介した金田一耕介は、すぐに髪の毛を掻きまわしふけをまき散らす――
あたかもそんな人物がいるのではないかと、容易に想像することができます。

キャラクターを描写するには?

人物を描きわけるというのは、外見を細かく説明するというわけではないということです。
例えば、仕事のできそうなOLを描写するのに、髪型や服装、口紅の色、身長などの身体的特徴も描写として書く必要はない。
ということです。

ではどうやって、キャラクターを書きわけるのでしょうか?
重要なのは、描写でその人の特徴を描くのではなく、登場人物の話す会話の中や仕草でその人物の特徴を描かないといけないのです。

言葉遣いでもキャラクターを表現できる

一人称を表すのにも私、オレ、俺、僕、あたし、など様々あります。
高校生くらいの女の子が自分のことを「あたし」と言っていたら、少し気が強い印象を持たせることができ、逆に「私」だったら、大人しい雰囲気だったり、おしとやかな印象を持たせることができます。

主人公、ヒロインには決めセリフを

お決まりの言葉を使うキャラクターというのがいます。
金田一少年の事件簿の金田一一は「じっちゃんの名にかけて」、名探偵コナンの工藤新一は「真実はいつもひとつ」があります。
これらのお決まりのセリフを登場人物に言わせることで、その姿が書き手にも読者にも具体的に想像しやすくなっていきます。

まとめ

登場人物を会話や癖などで表現することは大変難しい技術の1つです。ただ練習次第ではいくらでもできるようになるのではないかと思います。ある作家の方によると、新人賞に応募してくる人の大半はできていないらしいです。もし、小説家を目指している方がおりましたら、是非意識して練習してみたらいかがでしょうか。

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