現代物を題材に書くときも、手間をかけて深みを与えよう!

「取材も参考資料も必要ない?」

「現代物は簡単! 自分の知ってる世界を書くだけだから!」と言う人がいます。

確かに、時代劇や歴史物に比べれば、調べなければいけない物は少ないかもしれません。

でも、自分が知っているものだけを書いて、本当に面白いストーリーになるのでしょうか。

「舞台はそこだけ?」

たとえば、学園物を書くときに「学校内」しか描かない人がいます。

密室劇ならそれでいいですが、でも、実際の学校生活って違いますよね。

家を出ると通学路があり、そこに町並みが見えるはずです。

それは閑静な住宅街ですか? 古い商店街ですか? 近代的なビル群ですか? 雑多な工業地帯ですか?

それをきちんと描くことで、キャラが暮らす町の雰囲気や、学校の環境が、明確に見えてきます。

世の中には、自分の知らない景色や物事がたくさんあります。

どこに何があるのか、一度調べてみるのもいいでしょう。

「流行り言葉に気をつけよう」

「現代物だから」という理由で、流行り言葉を安易に使う人がいます。

でも、流行り言葉とは一過性のもの。

たとえば、「チョベリバ」や「バッチグー」と書かれた小説を読んで、「オシャレな現代小説だな」と思う人は少ないはずです。

長く愛されるストーリーを書きたいと思っているのなら、あえて流行り言葉は使わないように注意しましょう。

「まとめ」

現代物と一口に言っても、一過性のものから、何十年も掛けて定着したものまで、

物も言葉も様々です。

環境、人の暮らし、言葉遣い、流行等々、何をどこで使うべきか、きちんと考えて使用しましょう。

大正8年岩波書房発行の「フレッチャア建築史」より挿図と建築用語集を抜粋し、用語を現代の一般的な形に改めたもの。詳細な注釈が施された挿図と細密な図は、建築・デザイン関係者にとって参考になる。
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慶應義塾大学、東京慈恵会医科大学、自由学園、東京海洋大学、東京女子大学、東京大学、日本女子大学、明治学院大学、立教大学、早稲田大学。時代を証言する貴重な財産、懐かしき日のキャンパス、名建築の数々。専門家と見に行く、建築ガイド。
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この記事を書いた人

ミユキ
田舎暮らしの遅筆なライター。
生活環境のせいか、比較的レトロジャンルが得意(な気がしている)。

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