日本は失った才能の大きさを知ることなる。『虐殺器官』

「ゼロ年代SFベスト」国内篇第1位は伊達じゃない

 
著者は伊藤計劃、2007年に本書『虐殺器官』で作家デビューしてからわずか2年ほどで早逝(肺癌のため死去)したが、その処女作はゼロ年代日本SFのベストに挙げられている。

友人の勧めで、読んでみたが本当にデビュー作なの?って思うほどの完成度の高さ。

2015年にアニメ版が劇場公開される予定だったが、アニメ制作会社の経営破綻により制作が中断、公開延期を余儀なくされた。

(現在は別の制作会社が引き継いで制作中2016年中の公開を目指している。)

大量殺戮を引き起こす“虐殺の器官”とは?

9・11以降の、“テロとの戦い”は転機を迎えていた。

先進諸国は徹底的な管理体制に移行してテロを一掃したが、後進諸国では内戦や大規模虐殺が急激に増加していた。

米軍大尉クラヴィス・シェパードは、その混乱の陰に常に存在が囁かれる謎の男、ジョン・ポールを追ってチェコへと向かう…彼の目的とはいったいなにか?

“虐殺の器官”の説明不足や、主人公クラヴィスとジョン・ポールの行動が、時に「あれ、そうなの?」って思うところが正直ある。

また、サイバーウェアやギミックなどSFに慣れてないと若干読み心地が悪い部分も。

つくづく早逝が惜しまれますね。。。

前述した通り、細かい設定など、アラはあるものの、それを補って余りあるほどのストーリー性と、「魅せ方」に卓越した作品と感じている。

そうした弱点を差し引いても、なお読者を惹きつける娯楽作品として魅力を保っているところに、生前の著者の才気が紛れもなくうかがえます。

34歳という若さで亡くなられて、もう伊藤計劃の最新刊が読めないとは・・・つくづく早逝が惜しまれますね

9・11以降の、“テロとの戦い”は転機を迎えていた。先進諸国は徹底的な管理体制に移行してテロを一掃したが、後進諸国では内戦や大規模虐殺が急激に増加していた。
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この記事を書いた人

ナオキ
1979年生まれ。スタンド名は「イエロートラッシュオーケストラ(五月蝿い日本人)」。職業:フリーランス 兼 はやく息子の第一のチ◯毛を抜いて神棚に飾りたいと願うやさしい2児のパパ。神奈川県川崎市在住。

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