書いてみたい娼婦の館「メゾン・クローズ」/時代背景を押さえて物語を創ろう!

「学校じゃ教えてくれないフランスの文化」

色っぽい薄地のドレスに、窮屈なコルセット。
どこかアンニュイな雰囲気を漂わせる娼婦の姿を、映画などで目にしたことがある方も多いのではないでしょうか。

日本に吉原遊郭があったように、遠く離れたフランスにも、娼婦の館「メゾン・クローズ」がありました。

「メゾン・クローズ(閉じられた家)」は、またの名を「メゾン・ド・トレランス(認可の家)」と言います。
そう、吉原遊郭が幕府公認の歓楽街であったように、メゾン・クローズもまた、フランス政府公認の娼館だったのです。

「メゾン・クローズって、どんなとこ?」

一言で言うと、「高級な娼館」です。
美女ぞろいで、インテリアも超豪華。
しかも、お金さえ払えば、どんな変態プレイにも応じてくれる娼婦さえいたそうです。

そして、吉原の遊女が遊郭の外に出ることを禁じられていたように、メゾン・クローズの娼婦もまた、基本的には外出を禁じられていました。
これは、一般市民に対し、性病の蔓延を防ぐためだったと言われています。
当時は今ほど医学も発達しておらず、避妊具も普及していなかったそうですから、仕方のないことだったのかもしれませんね。

「非公認の娼館ってあったの?」

日本に「岡場所」があったように、フランスにも、そういった非公認の場所がありました。

「メゾン・ド・ランデブー」と言います。

簡単に言うと「愛人斡旋所(風俗施設)」。
こちらの売りは「プロの娼婦はおらず、みんな初々しい素人であること」です。
ただし、自称・素人のセミプロばかり。人妻やサイドビジネスとして娼婦をしている人がほとんどでした。

面白いのは、「女性が男性に誘惑された場面」を演出しなければならなかったことです。
なにせ非公認ですからね。売春ではなく、あくまでも自由恋愛であることを装わなくてはいけなかったのでしょう。

「まとめ」

ヨーロッパを舞台にした物語だけでなく、ファンタジー小説にもたびたび登場する娼館。
ただ女性が身を売る場所としてだけでなく、どんな店で、どんな商売の仕方をしているのかを想定して書くと、よりリアリティが増すでしょう。

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この記事を書いた人

ミユキ
田舎暮らしの遅筆なライター。
生活環境のせいか、比較的レトロジャンルが得意(な気がしている)。

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