ウイスキーの魅力、大人の魅力、この漫画に詰まっている【北のライオン】

よく磨かれたカウンター、あたたかいランプ、そして琥珀色のウイスキー・・・

400種類のシングルモルトを引き連れて、バーテンダーの”mr.ライオン”は今日もお客を待っている。

そんな彼が400本のウイスキーとともに夜ごと織りなす、スモーキーでちょっとオトナの物語。

小さな町の小さなBARで働くバーテンダー

英国生まれの”mr.ライオン”。
彼は亡き妻との約束を果たすため、はるばる日本にやってきた。

慣れない土地の慣れないコトバにつまずきながらも、”mr.ライオン”は自分の流儀を貫いていく。
そんな彼は亡き妻の名をもじった”Keiko’s Bar”でこだわりのシングルモルトを出している。

小さな町の小さなバーだが、そこを訪れる人の人生は果てしなく広がっていく。

そして、人生の曲がり角にはうってつけのウイスキーがある。

会えない日を嘆く人、自分に渇を入れる人、新しい恋に踏み出す人——
強面だがお人よしのバーテンダー”mr.ライオン”はそんな彼らを優しく見守り、送り出す。

繰り返し読みたくなる良書

作品がフルカラーの鮮やかな色彩で描かれているため、自分の隣でエピソードが繰り広げられるような臨場感がある。

それでいて一コマずつが額縁に入れたくなるくらい、かっこいい。

読んでいる間は時間がゆっくりと流れ、読んだあとは気持ちが少し明るくなる『北のライオン』は一度読んだら、きっと繰り返し読んでしまうだろう。

アイラ海峡の海の香りを引き連れて、”mr.ライオン”は今日もカウンターに立つ。

この記事を書いた人

ユミヨシ

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